ヒト由来のプラセンタ

プラセンタは日本語で胎盤のことです。胎盤は哺乳類が母親の体内で子供に栄養を供給するための器官である内分泌器です。プランセンタサプリメント哺乳類の胎盤から作られますが、人間も哺乳類である以上、一番安全といえるのかもしれません。しかし、いろいろな理由で今は医療用としてのみ使われ市販されているサプリメントにはヒト由来は使われておりません。現在、市販されているプラセンタサプリメントに使われている同じ哺乳類の胎盤は、豚、馬、羊が使われており、狂牛病が問題になる前は牛も使われていました。

哺乳類の胎盤の機能は主なものとして四つあります。母体と胎児の代謝物質交換、ガス交換、母体から胎児への免疫的な支援、それとホルモンを生成することで妊娠という状態を維持することができます。胎盤は胎児を出産した後、羊膜とへその緒である臍帯と一緒に体内から出てきます。そして、これらを一般的に胞衣(えな)とよばれます。同じ哺乳類でも、胎盤は動物種によって違いがあります。我々、ヒトは「盤状胎盤」であり、サル、マウスも同じ種類の胎盤です。他に馬や豚が持つ「散在性胎盤」、反芻類の牛、羊が持つ「多胎盤」、ネコ目、イヌ、クマが持つ「帯状胎盤」があります。

このような、哺乳類の胎盤ですがヒトの胎盤をプラセンタサプリメントとして使う場合は、当然ですが人工的に作ることは不可能であり、赤ちゃんと一緒にしか取り出すことができません。その結果、希少価値がついてしまい妊娠と中絶を繰り返してしまうという悲しい現実が社会問題となりました。そのためしっかりとした管理のもと「メルスモン製薬株式会社」「株式会社日本生物製剤(ラエンネック)」の二社だけがヒト由来のプラセンタサプリメントを作り、医療用としてのみ使われています。ヒト由来のものは主に注射器などで直接体内に注入することもありますが、ラエンネック社で製造されている「ラエンネックP.O.」などのように、サプリメントのようなカプセルもあります。完全に日本人だけの胎盤を使用し2カプセルで注射1回分と同じ効果効能が期待できます。こちらのカプセルは注射との併用も可能で、1日の服用の目安として2?6カプセルとされています。逆に、ヒト由来のプラセンタが他の保留類のプラセンタに比べカプセルやドリンク剤ではなく注射剤として筋肉注射や皮下注射に使われる理由は同じヒトであるため理論上において危険性が少ないからだと考えられています。もし、注射剤でプラセンタを使用したことがある方は献血制限措置がありますので前もって事前に注意することが必要です。しかし、これは注射剤に限られたことで、サプリメントや内服液や化粧品は対象から外れます。

もちろん、注射剤で使われるプラセンタは安全面でもしっかりと検査をされないといけないですし、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)、B型肝炎、C型肝炎などの病気に感染されていないかどうかを事前にチェックされます。その安全性を確認されたあと、健康な満期正常分娩された産婦の胎盤は同意を得た上で、初めて医療用として使われるようになります。