線維芽細胞とは

いつまでも若々しい美肌を保つためには、真皮の中にあるヒアルロン酸・コラーゲン・エラスチンが大切ですが、真皮にはもう1つ重要な細胞があります。それは、これら3つを作り出すのが源となる細胞が線維芽細胞です。そのため、皮膚に関する機能を保持する上で一番重要な細胞といえます。活発に線維芽細胞がお肌の中で働いている間はヒアルロン酸・コラーゲン・エラスチンの新陳代謝が円滑に繰り返されます。そのため、私たちの肌が瑞々しいハリと弾力のある状態を保つことができるのです。この線維芽細胞は紫外線によるダメージや老化現象などによって少しずつ衰えていきます。そのため、新陳代謝のスピードが遅くなり肌の弾力を保つエラスチンやコラーゲンが変性してしまい弾力性が失われ、水分を保持するヒアルロン酸が失われることで肌の瑞々しさが損なわれます。その結果、お肌にシミやタルミが出てきてしまうのです。

「細胞外マトリックス」別名「細胞外基質」は我々の肌において構造タンパク質として存在しています。細胞によって生成されたタンパク質の中にある種の細胞が埋め込まれた複合体です。人間は4つの組織で構成されています。それが「上皮組織、結合組織(支持組織)、筋組織、神経組織」です。上皮組織の役割は2つあります。1つは栄養分の吸収、もう1つは外側と内側を遮断するための役割です。そのため、細胞外マトリックスはほとんど存在していません。その上皮組織を結合組織(支持組織)が下から支えてくれています。結合組織は様々な体の部位を結びつけている組織で体をすべてにおいて支えてくれています。結合組織には豊富な細胞外マトリックスが含まれており、この細胞外マトリックスを生成しているのも、また細胞外マトリックスの中に含まれる細胞自身です。その細胞の中でも真皮に含まれている線維芽細胞はすべてのものに対してもっとも基本となる細胞です。細胞外マトリックスである「ヒアルロン酸・コラーゲン・エラスチン」を真皮の中で生成する細胞が線維芽細胞であるため、傷を負ったときなど損傷を受けた部分に移動し大量のコラーゲンを生成することで治癒を促進させます。それだけでなく、脂肪を生成する脂肪細胞、骨を生成する造骨細胞、軟骨を生成する軟骨細胞、これら3つの細胞も本来は線維芽細胞からできています。

特に、コラーゲンは線維芽細胞によって分解と合成がコントロールされています。そのため、正常なバランスがとれた状態では分解される量と合成される量がかわらず一定の量を保つことができます。成長期の子供はコラーゲンが合成される量が上回っていますが、歳を重ねるにつれ分解される量が上回ってしまい肌の老化現象であるシワやたるみの原因になってしまいます。ついには、線維芽細胞自身が傷つき様々なトラブルやアクシデントが発生していきます。その一番大きな原因とも言えるのが活性酸素です。生物は生きてく上で酸素を取り入れないといけませんが、一部が活性酸素となってしまいます。この活性酸素が細胞に損傷を受けコラーゲンは減少させていきます。