プラセンタの抽出方法

プラセンタとは胎盤のことですが、何も哺乳類の胎盤そのものを使っているわけではありません。その胎盤から抽出した有効成分であるのをプラセンタエキスとして様々は方法で抽出し滅菌処理や不純物の除去を施したあとで初めて、サプリメントなどに使用される原料となります。しかし、抽出方法で有効成分にも差が出てきますので、現在において有効成分が高いとされるものから順番に紹介していきたいと思います。

「培養細胞法」
「セルカルチャー」とも呼ばれる抽出方法で現在の方法としては、もっとも高品質として挙げられます。特徴としては、「不純物が少ない」「含有量や作用が安定している」「代謝活性化率が普通と比べて10倍〜20倍」などと嬉しいことばかりです。しかし、これはスイスで誕生しMF3社の特許技術で羊プラセンタカプセルなどに使われている抽出方法であるため、他のプラセンタ商品には用いられていません。

「分子分画法」
胎盤から有効成分を抽出する際に有効成分の分子量と分子サイズに合わせた特殊なフィルターを使います。一切、熱などを加えないため、狙った成分だけを壊すことなく濃厚度で抽出できます。そのため、有効成分の機能は保たれたままの状態という利点があります。医療の現場で肝機能障害の方に対して使われているプラセンタ注射剤を製造している株式会社日本生物製剤(ラエンネック)が用いている製法です。

「凍結酵素抽出法」
現在では使用されなくなってしまいましたが、過去によく用いられていた「凍結融解法」という抽出方法がありました。この方法は欠点がありましたので、その欠点を酵素の力で補った方法です。「凍結融解法」に比べるとコストがかかってしまいますが、その分高い品質の状態で抽出できます。

「酵素分解法」
現在、市販されている高品質のプラセンタサプリメントの抽出方法では一番用いられている抽出方法です。酵素の単一性のみを分解させるという特性を活かし、胎盤の細胞壁を酵素で融解させることで特定の種類ごとにそれぞれ抽出することができます。その結果、有効成分の損傷を抑えた高品質のプラセンタエキスを使用することができます。

「凍結融解法」
この方法はコストも抑えることができ簡単だったため古くから用いられていましたが、有効成分が失われやすく、優れたプラセンタエキスが抽出できないため現在では使用されていません。方法としては、取り出した胎盤をまず急速に凍結させます。その後、解凍させる過程で細胞膜が破壊される際にプラセンタエキスを抽出します。

「加水分解法」
医療の現場においてプラセンタサプリメントとして許可されているメルスモン製薬株式会社が用いている製法です。更年期障害と乳汁分泌不全の方に対して処方されています。胎盤の細胞膜を酸で分解させることで有効成分を抽出させる方法です。分解する際に使用する酸の種類は塩酸など強い酸性のものを使用するため、有効成分は効率よく抽出できるのですが、本来プラセンタが持つ有効成分まで破壊されてしまいます。